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外壁塗り替えの時期のサイン
下記のサインが出てきたら、塗り替えの時期です。塗り替えをしないと、「漏水」などがおこり、建物の劣化が早まります。
チョーキング現象
チョーキング現象は「白亜化現象」とも呼ばれ、外壁表面を触ると粉状のものが付着する現象のことです。
コケ・藻の発生
防水性能が低下した塗膜には、コケ・カビが発生することがあります。根が内部まで入り込むと、外壁など建材の劣化を早めてしまいます。
鉄部のさび
鉄の部分にサビが発生している場合は、腐食が進んでしまいます。
クラック(ひび割れ)
クラックが発生するとそこから水が浸入して雨漏りの原因にもなります。また、外壁など建材の劣化を早めてしまいます。
シーリングの劣化
外壁とシーリング材との間に隙間ができる剥離や真ん中が切れる破断などシーリングが劣化していると雨漏りの原因や、外壁など建材の劣化に繋がります。
塗膜の膨れ・剥がれ
塗膜が下地から剥がれるまたは、水膨れのようになっていたり、浮いてしまっている状態のことを言います。保護機能が低下し雨漏りの原因や、外壁など建材の劣化に繋がります。
塗料の種類(屋外用)
ウレタン塗料
8~10年
(㎡当たりの標準)
約1,700円~
★★
とにかくコストを抑えたい。部分的な塗り替えを検討
価格は安いが耐久性が低い
シリコン塗料
10~15年
(㎡当たりの標準)
約2,100円~
★★★★
商品ラインナップ豊富なので色味をこだわれる。10年周期で塗り替えを検討
紫外線に強く汚れにくいが密着性が低い
ラジカル塗料
12~17年
(㎡当たりの標準)
約2,300円~
★★★★★
耐久性に優れていてコスパ重視で塗り替えを検討
紫外線でも劣化しにくくシリコンより少ししか料金が変わらないのに耐久性が強い
フッ素塗料
15~20年
(㎡当たりの標準)
約3,500円~
★★★
耐久性が一番高いが塗装費用は高くなるので塗り替え回数を減らしたい
耐久性が非常に高く、公共施設などによく使用されている
壁の種類
モルタル
セメントに砂・水を練り混ぜたものでDIYにおいてもメジャーな材料です。乾燥するときにひび割れが生じることもあるのでクラックが見られたときは塗り替えのサインです。
サイディング
一般的なサイディングは、セメント質と繊維質により形成されています。そのため、サイディングの元となる材料には吸水性があるので、防水性の機能を保たせるには表面の塗装が重要になってきます。表面の塗膜(塗装の膜)が劣化してしまうと、雨を吸収して劣化してしまう可能性があります。この塗膜の耐用年数は一般的に7年〜8年と言われています。
タイル
タイル外壁は無機質素材でできているため、サイディング外壁やコンクリート外壁などに比べると耐久性・耐候性に優れているのがメリットです。耐久性が高いタイル外壁を使用していても、付帯部や目地のメンテナンスは10年に1度を目安に行う必要があります。目地部分はシーリング材にひび割れなどが起こるケースもあり、劣化が起きやすい為、定期的に点検をして、シーリング補修を行いましょう。
ALC
ALCの主成分は珪石、セメント、生石灰などが主原料になり、ALC内部に気泡を含んでいるのが特徴です。耐久性が高く、断熱性・耐火性、軽量で遮音性も高いのですが、防水性が低いので、シーリングの劣化や膨張、ひび割れなどが無いように、防水性を高める必要があります。
屋根の種類
スレート系
スレートは粘板岩を薄い板状に加工した建築材で、屋根材や外壁材として使用されています。スレートの耐用年数は15~20年程度になり、他の屋根材と比べて耐久性が低いのがデメリットです。防水性も低く、ひび割れや反りなどの劣化が起こりやすいので、表面を保護するための定期的な塗り替えが必要になります。
金属系
鉄板を亜鉛によるメッキにした「トタン屋根」鉄板をアルミニウムと亜鉛の合金でメッキした「ガルバリウム鋼板屋根」など5種類あります。金属屋根はさび止めの判断や、塗料を塗っても付着しにくいので施工実績のあるプロに塗替えを依頼することをおすすめします。
セメント系
主に一般的な家ではセメント瓦やモニエル瓦が多く、塗替えは10~15年ほどと言われています。セメント造られているため、塗装をすることによって防水性を高め、表面を保護してあげる必要があります。
粘土系
日本瓦、和瓦、いぶし瓦、など色々な呼び方がありますが、耐久性が高く人気があるのが、粘土瓦です。耐久性が非常に高く、基本的に塗装も必要ありません。粘土瓦は塗替えが不要と言われていますが、ヒビ・ズレ・コケなどが発生していた場合、放置すると雨水が内部に侵入したり、瓦が落下したりするおそれもあるので、定期的な点検をおすすめします。